母の便失禁は、治まることなく今後もずっと続くらしいとわかってきた。
第3次便失禁は、およそ3週間のお休みが続き、治まったかと思い始めたら、そうは問屋が卸さなかった。以後3日から10日の間隔で長期間の休みなく、定期的に続いている。
普通の人なら、わずかな便が不如意に出てしまっただけで大騒ぎをするところだが、母の場合は固形のものがおむつの取れていない2歳児のように出てしまう。
便失禁に対する態度も2歳児のように無邪気。
大きさは今のところ、ピンポン玉から野球ボール大。
ただ、最近は専門外来で処方してもらった便の固さを調整するポリフル(コロネル錠)のおかげで、後始末がぐっと簡単になった。
毎朝、最近では5時45分に携帯アラームを鳴らし、tomoがすみやかに母を起こしてトイレに誘導できるとたいていは、無事に定期便のお通じがある。
5時半では、空振りが続いたので15分遅くしたら、ヒットとなることが多くなった。
空振りだと7時頃にまた同じことを繰り返さなければならず、母もtomoも苦行が一日に2回となってしまう。
母は足の筋肉も弱っている上に変形性膝関節症の末期なので、布団から立ち上がるのにはたいへんな苦労がつきまとう。特に目覚めてすぐには、力が入りにくいようなのだが、ぐずぐずしていて便失禁されてはたまらないので、叱咤激励して起こさなくてはならない。
今朝はtomoが寝過ごして、トイレ誘導が6時半だったので間に合わなかった。
母は寝たままで便失禁していて、気が付いていないようだった。
夕方、母の寝室である座敷に行くと肌掛けにしている母の綿毛布の上に猫の便1回分とタタミに排尿のシミ。
人間のブリストルスケールでいうと、タイプ4.5ぐらいの始末のしやすいものであったが、すぐに始末する気になれず。
気が付いたのが夕食のしたくを始めるところでもあったし、、、。
ある程度乾くのを待ったほうがいいような気もして、座敷の襖と廊下側の障子に立ち入り禁止の張り紙をした。この上誰かにうっかり間違えて踏まれたりしたら目もあてられないから、誰も入れないように厳重に。
夜になって母が寝る時間になったとき、なにもしみ抜きをして洗濯しなくても、捨てればよいのだとやっと気が付いた。
ほかにも肌掛けはたくさんある。
一番きれいな綿毛布だったけれど、もったいないという気持ちはしなかった。
それまでため息が出ていたけれど、急に元気になってタタミのシミのほうの掃除と消毒はあっというまに済ませることができた。
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